診療放射線技師国家試験要点まとめ&国試1日1問(解説付き)

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シンチレーション検出器 (放射線計測学)

 

今回はシンチレーション検出器について解説します。シンチレーション検出器には有機シンチレーション検出器と無機シンチレーション検出器があります。

 

有機シンチレータ、無機シンチレータの詳細な解説は次の機会に行います(今回はどのようなものがあるかだけ)。今回はシンチレーション検出器の全体的な特徴に関する解説を行います。

 

 

《シンチレーション検出器》

 

有機シンチレータと無機シンチレータがある。

 

・シンチレーション検出器は発光現象を利用するため、PMT(光電子増倍管が必要。

 

・PMTの増幅率は一般的に10^5~10^8倍である。

 

 

ここからは、有機シンチレータと無機シンチレータにはどのような種類が存在するか、名称のみを列挙しています。それぞれ国家試験で問われる代表的な特徴を持つ検出器ばかりです。確実にこれらの検出器の名称は押さえておく必要があります。ただし、それぞれの検出器の特徴は次回以降解説します。

 

《有機シンチレータ》

 

液体シンチレーションカウンタ

 

プラスチックシンチレータ

 

アントラセン

 

 

 

《無機シンチレータ》

 

NaI(Tl)

 

CsI(Tl)

 

ZnS(Ag)

 

LiI(Eu

 

BGO

 

GSO

 

LSO