放射化学(放射性壊変④の応用/壊変公式を使いこなす)
放射性壊変④では様々な式がでてきました。今回はそれらの式を活用して放射能と質量数(あるいは原子量)の関係式を導きます。
これで複数の計算問題のパターンにも対応できるようになると思います。
Q1.関係式の導き方は?
A1.
放射能(Bq)=λN …①
λ=0.693/T …②
N=W(g)/質量数(あるいは原子量)×6.02×10^23 …③
①に②、③を代入していきます。
放射能(Bq)=0.693/T
×W(g)/質量数(あるいは原子量)
×6.02×10^23
=4.17×10^23
×W(g)/T×質量数(あるいは原子量)
となります。
ただし、
λ:壊変定数
N:原子数
T:物理的半減期
W:放射性核種の質量
を表してます。