感染症(病原体と疾患の組み合わせ)
覚えておいた方が良い感染の分類と病原体と疾患の名称の組み合わせを列挙していきます。(+αで重要事項を少々補足しているころまあります。)
今回の解説では、国家試験的には感染の分類と疾患の名称の組み合わせのみ知っていれば十分だと思われるもの(例えば、ペストは細菌感染である、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はウィルス感染である、など)は省略しました。ですので、それらの項目は必ず手持ちの参考書等で確認しておいてください。
《細菌感染》
・ヘリコバクターピロリ ━ 胃潰瘍、胃がん
・淋菌 ━ 淋病
・軟性下疳菌 ━ 軟性下疳
《ウィルス感染》
・A型肝炎ウィルス ━ 肝炎
・EBウィルス ━ 上顎がん、バーキットリンパ腫
・ヒトパピローマウィルス ━ 子宮頸がん、尖圭コンジローマ
・成人T細胞白血病ウィルス(HTLV-1) ━ 成人T細胞白血病
《真菌感染》
・白癬菌 ━ 白癬(水虫、いんきん、たむし)
・カビ(かつてはカリニ原虫と考えられていた) ━ カリニ(ニューモチフス)肺炎
《原虫感染》
《スピロヘータ(特殊な細菌)》
・梅毒トレポネーマ ━ 梅毒
・ボレリア(マダニによって媒介される) ━ ライム病
《プリオン病(感染性タンパク)》
・異常プリオン(脳・脊髄で汚染された牛肉を食べることでおこる) ━ 狂牛病(牛海綿状脳症 / BSE)