BOLD法のよるf-MRI (5月11日国試1日1問・診療画像検査学)
問.(第69回 午前 第17問 改)
BOLD法によるf-MRIの特徴として、投影データの解析は必要か❓不要か❓また、脳局所の何の濃度が信号強度に影響するか?
解答.
投影データの解析は必要。デオキシヘモグロビン濃度が信号強度に影響。
解説.
MRA(脳血流情報を反映したMRI)にはf-MRI、p-MRI、d-MRI(DWI)、SWI、DTIなどが国家試験においては代表的です。中でも今回は、f-MRIについて解説します。
《f-MRI》
・f-MRI(ファンクショナルMRI)は機能画像ともいわれる。
・F-MRIはBOLD法を用いて画像化する。
・BOLD法は脳の賦活化による、オキシヘモグロビンの増加とデオキシヘモグロビンの減少を信号強度に反映させ画像化する方法。
・BOLD法にはGRE系のEPI法が用いられる。理由は磁化率効果を強調するためである。
・投影データの解析には統計解析ソフトウェアや差分処理を用いる。
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