夏の怠惰も恐ろしいが秋の迷走もまた…(雑談)
受験生の皆さん、勉強お疲れ様です。9月になりましたね。暑くてやる気の出ない夏は受験生らしく乗り切れましたでしょうか。
秋は国試が近づいてくるのを徐々に意識し始める人もいる季節。また肌寒くなり、何となく心細い季節。何にせよ受験生のメンタルにそこそこダメージを与えてくる季節。
そんな秋という季節。急に迷走し始める受験生増えません?(私の偏見だったらごめんなさい。)
どういうことかと言うと、急に奇妙な勉強法を始めたり、今まで使っていた問題集やテキストから急に乗り換えて新しいものを買ってみたり。
ただ、これくらいの迷走ならまだいい方です。勉強と関係ない迷走を始める人もいませんか?気分転換と称して勉強に全く関係ないような新しい趣味を始めたり。
(いません?周りにそういう友達。)
つまり秋は受験生を変なテンションに陥れて、ただでさえ時間のない受験生を迷走へと誘う危険な季節かもしれないという話です。
もう時間が無くなってきている受験生にとっては避けなくてはならない事態ではないでしょうか?
というわけで今回は、変なテンションになってる人向けです。迷走始める前にこれ読んで「一回自分見つめ直そう!」、「一回原点に立ち返ろう!」的な思いを込めて書きました。
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ここからの内容はそこそこ真面目気味です。伝わりやすさ重視で少々辛口で書きました。不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。なので読み進める際はどうか自己責任でお願いします。
ではでは。
《勉強の質と量》
国試の合格は勉強の質で決まる。要するに「良質な勉強を行うこと」が重要である。
(勉強の量や時間とは質を追い求めていれば勝手に湧いてくる副産物。あって当たり前、合格の直接的な決め手ではない。したがって、たまに見かける合格するために1日何時間は勉強べきか?などという質問は愚問中の愚問。必要な量・時間は人それぞれな上、前述の通りそれで合格は決まらない。)
では「良質な勉強を行う」とは何か。
それは効率を徹底的に重視した、無駄のない勉強を行い、毎日継続すること。
効率重視の勉強とは何か。
それは完璧に理解しようとはせず、適切なところで妥協をしながら進める勉強のこと。
では適切な妥協点はどうすれば見つかるのか。
それは受験参考書や自分より点数のいい友人または当サイトようなものの力を借りる。
一方で丁寧・細かい(適切な妥協がない)勉強は非効率的、すなわち時間の無駄。
(国試の合格点を取るのに複雑・難解な知識は不要)
MRI折り返しアーチファクトの抑制方法(9月2日 国試1日1問 診療画像検査学)
問.(オリジナル)
折り返しアーチファクトの抑制法に関する以下の文章を読み、空欄を埋めよ。(⑥,⑦は順不同)
折り返しアーチファクトは、( ① )エンコード方向に発生するアーチファクト。抑制法としては、( ② )の拡大、( ➂ )コイルの使用、( ➃ )サンプリングを行う、FOV外に( ⑤ )の印加、( ⑥ )方向と( ⑦ )方向の変更がある。
解答.
①位相
②FOV
➂表面
➃オーバー(過剰)
⑤飽和パルス
⑥周波数エンコード
⑦位相エンコード
解説.
アーチファクトに関しては、抑制法以外にも臨床画像からアーチファクトの名称を答える問題もあります。お手持ちのテキストで確認しておいてください。
MRIのモーションアーチファクト (8月31日 国試1日1問 診療画像検査学)
問.(オリジナル)
MRIのモーションアーチファクトの抑制法に関する以下の文章を読んで、( )に適切な語句を書き込みなさい。
モーションアーチファクトの抑制法には、息止め、固定、( ① )投与、( ② )パルスを印加する、( ➂ )を増やす、同期撮影を行う、傾斜磁場を利用。
解答.
①鎮静剤
②全飽和RF
➂画像加算回数
解説.
アーチファクトの抑制法は、MRI撮影に限らず様々な分野で問われるためしっかり押さえておく必要があると思います。
また全飽和RFパルスは、モーションアーチファクトの抑制の他にも様々あります。
《 全飽和パルスを印加する目的 》
・モーションアーチファクトの軽減。
・MRAにおける動脈と静脈を区別する。
・脂肪の信号を抑制。
超音波画像の表示モード(8月30日 国試1日1問 診療画像機器学)
問.(オリジナル)
Dモードのうち、折り返し現象が発生しない画像表示モードはなにか❓
《 解答 》
連続波ドプラ、パワードプラ
《 解説 》
《 超音波の表示モード 》
・Aモード / 縦軸を反射強度、横軸を深さとし表示する。
・Bモード / 反射強度を輝度の違いで表示する。
・Mモード / 心エコーに用いる。
・Dモード / 連続波ドプラ、パルスドプラ、カラードプラ、パワードプラがある。
《 Dモード 》
・ドプラ現象を利用したものである。
・FFT波形を用いることでより正確に血流測定が可能。
・FFT波形の縦軸は流速、横軸は時間。
《 連続波ドプラ 》
・プローブが送信用と受信用で別々。
・高速血流の画像化に適する。
・折り返しが発生ない。
《 カラードプラ 》
・探触子に近づく血流を赤、遠ざかる血流を青で表示し流速を測定。
・折り返しが発生する場合がある。
《 パルスドプラ 》
・折り返しあり。
《 パワードプラ 》
・カラードプラより感度が高い。
・血流方向の表示はできない。
・折り返しが発生しない。
・強い反射波は黄色、弱い反射波は赤く表示される。