超音波画像の表示モード(8月30日 国試1日1問 診療画像機器学)
問.(オリジナル)
Dモードのうち、折り返し現象が発生しない画像表示モードはなにか❓
《 解答 》
連続波ドプラ、パワードプラ
《 解説 》
《 超音波の表示モード 》
・Aモード / 縦軸を反射強度、横軸を深さとし表示する。
・Bモード / 反射強度を輝度の違いで表示する。
・Mモード / 心エコーに用いる。
・Dモード / 連続波ドプラ、パルスドプラ、カラードプラ、パワードプラがある。
《 Dモード 》
・ドプラ現象を利用したものである。
・FFT波形を用いることでより正確に血流測定が可能。
・FFT波形の縦軸は流速、横軸は時間。
《 連続波ドプラ 》
・プローブが送信用と受信用で別々。
・高速血流の画像化に適する。
・折り返しが発生ない。
《 カラードプラ 》
・探触子に近づく血流を赤、遠ざかる血流を青で表示し流速を測定。
・折り返しが発生する場合がある。
《 パルスドプラ 》
・折り返しあり。
《 パワードプラ 》
・カラードプラより感度が高い。
・血流方向の表示はできない。
・折り返しが発生しない。
・強い反射波は黄色、弱い反射波は赤く表示される。