超音波画像の所見(8月24日 国試1日1問 診療画像検査学)
問.(オリジナル)
超音波検査において、閉塞性黄疸で見られるサインの名称を答えよ(2つ)。
解答.
ショットガンサイン、パラレルチャンネルサイン
解説.
超音波検査における、病変と画像所見の組み合わせの代表例を列挙します。画像の方もお手持ちのテキストで確認しておくことをお勧めします。
・腸閉塞 / キーボードサイン
・閉塞性黄疸 / ショットガンサイン・パラレルチャンネルサイン
・転移性肝癌 / ブルズアイサイン・クラスターサイン
・肝癌 / ハンプサイン
・肝細胞癌 / モザイクパターン
・嚢胞性病変 / 後方エコー増強
・肝血管腫 / カメレオンサイン・ワックスアンドウェインサイン
・胆嚢腺筋腫症 / コメット様エコー
《 補足 》
・ショットガンサインは門脈と総胆管(肝外胆管と書かれていることもあるかもしれませんので注意)が並走する所見。
・パラレルチャンネルサインは門脈と肝内胆管が並走する所見。
・カメレオンサインは体位変換により腫瘍の内部エコーが変化すること。
・ワックスアンドウェインサインは経時的に内部エコーが変化すること。