特別名称のある一般撮影法の代表例 (X線撮影技術学)
今回は国家試験、模擬試験で頻度の高い一般撮影法(特別名称のあるもの)の撮影法をまとめました。すべて頭に入っているかの確認のために、よろしければ参考にしてください。
国家試験レベルでは撮影法の名称と撮影部位を対応させて覚えておけば、対応できる問題がグッと増えると思います。
しかし撮影法の問題では、これら以外にもX線の入射角度、体位(ポジショニング)、X線画像が出題されるパターンもあります。それらに関してはお手持ちの参考書や教科書の画像や図で学習を進めていくことをお勧めします(撮影法の数がそれなりにあるため、字ずらだけで覚えるより、眼で見て覚えた方が覚えやすく、実戦力のトレーニングにもなるかと思います)。
・タウン法 ⇒ トルコ鞍、後頭骨
・シュラー法 ⇒ 乳突蜂巣、顎関節
・ゾンネンカルプ ⇒ 乳突蜂巣
・ステンバース ⇒ 内耳道、耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)
・ウォータース ⇒ 上顎洞、前頭洞
・コードウェル ⇒ 眼窩、正円孔
・レーゼ法(戸塚法) ⇒ 視神経管
・フラックスマン法 ⇒ 肺尖撮影
・デクビタス法(左側臥位正面撮影) ⇒ 消化管穿孔、消化管閉塞
・マルチウス法 ⇒ 骨盤計測(正面)
・グースマン法 ⇒ 骨盤計測(側面)